ラフダイヤモンド
ラフダイヤモンドとは、研磨していないダイヤモンドの原石のことです。
ダイヤモンドは26億年前に、地下150kmの奥深いところで高温高圧のもとで結晶し、火山活動によって地表に運ばれて私達が目にすることができているのです。
ダイヤモンドといえば、通常は光をよく反射させるために理想とされる形に近いようにカット、研磨されていて一見皆同じように見えます。ただ研磨する前の原石の状態はそれぞれに個性的で、美しい形や肌合いをしているものもあり、とても魅力的なのです。

1.形・肌合い

ダイヤモンドの原石の形は、一つ一つ異なっていて同じものはありません。
地下で結晶した時のままの形や、火山活動によって地表に押し上げられたときの熱や圧力によって形が変化したものもあります。 形:正八面体、不定形
肌合いもいろいろあり、とろっとしたスムースなもの、ガラスのようなもの、鋸のようにギザギザしたものなど様々です。

2.産地

ダイヤモンドは、1725年にブラジルで発見されるまで、インドが唯一の産地でした。1866年に南アフリカで発見されることにより1880年の年間産出量は約10倍の300万カラットになりました。 現在の主要産出国は、ボツワナ、ロシア、南アフリカ、カナダ、アンゴラ、ナミビア、オーストラリア、DRコンゴ、シエラレオネで、年間算出量は1億カラットを超えています。

3.サイズ

大きさは最大で人間のこぶし大から砂粒大まで様々です。カリナン・ダイヤモンドは、3,106.5ct(621.35g)でした。 工業用も含めて10ct以上のものは全体の1%にすぎません。 ct(カラット)=0.2g

4.品質

ラフダイヤモンドの品質は艶、形、肌合い、色などに左右されます。そして内包物の大きさや位置なども影響します。ラフダイヤモンドは、透明度の高いGem(ジェム)、透明な部分がわずかしかないNear Gem(ニアージェム)、不透明で宝石にならないIndusutrial(工業用)に分けられます。産出量に対する割合としては、Gemが25%、Near Gemが25%、Industrialが50%になります。