こんにちは。
夏の猛暑も過ぎ去り、すっかり過ごしやすくなってきましたね。
芸術の秋、到来!
ということでお休みを使っていくつか美術展に行ってきました。
その中でもオペラシティで開催されていたイサム・ノグチ展、良かったです!
躍動感あふれるドローイングから舞台装置や照明、晩年の石の彫刻まで多くの作品が紹介されていました。
なかでも抽象彫刻の祖ともいえるブランクーシに影響された後の作品は立体として表現するという中で、一切の余分を削ぎ落とし、置かれる空間に違和感なく溶け込み、実に美しく、のびのびとしていて、その後の彼の数々の環境アートにもつながっているのだと感じました。
そして、無駄を削ぎおとされた立体、すなわち抽象彫刻とは、ジュエリー制作においても通ずるものがあるな、と感じました。ジュエリーも身に着けるという用途を持った上で、余分を削ぎ落とした美しい小さな立体物として、デザインされ作られたもの。それを身に着ける人を取り巻く空間をより美しく、華やかにするものであるためにそこに存在します。
今一度、ジュエリーを小さな立体として無駄がない美しい彫刻で有ることを意識し、そして、今後のデザインにいかしていきたいと思います。
さて次のお休みは何を観に行こうかしら。
そこで待っているであろうまだみない新たな発見にいまからワクワクします。
皆様も日常にスパイスを添えるような素敵な週末をお過ごしください。(e)
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