クラッシクバレエは観るのも踊るのも(下手ですが、、、)好きです。
バレエはダンサーの技術だけでは舞台は成り立たず、ダンサー、衣装、音楽、舞台装置、、、などすべてがそろってバレエです。バレエの歴史に大きな影響を与えたとされている「バレエ・リュス」(ロシア・バレエ)の舞台衣装が国立新美術館で展示されています。
1909年にパリでデビューしたバレエ・リュス(ロシア・バレエ)は、伝説のバレエ団です。
主宰者はセルゲイ・ディアギレフで、ニジンスキーをはじめとするバレエ・ダンサーや振付家に加えて、イーゴリ・ストラヴィンスキーなど数々の新しい才能を生み出しました。ピカソやマティス、コクトー、ブラック、ローランサンやシャネルなど当時パリで活躍していた若手アーティストを取り込み、新しいスタイルの総合芸術として、バレエだけでなく美術やファッション、音楽の世界にも大きな影響を与えたのです。
そのバレエ・リュスのコスチュームコレクションが展示されています。
どれも色彩豊かで、細工も凝っていて素晴らしいものばかりでした。
踊りやすさという点では疑問が残りましたけれど、舞台芸術としては納得です。
バレエは観るとなると、チケットが高額なことが多いですが、衣装、音楽、舞台装置など
これだけの多岐にわたる芸術が集まった作品と考えれば割安なのかもしれませんね。(Y)