ダイヤモンドの鑑定書(グレーディングレポート)をご覧になったことがある人はいらっしゃると思います。
冊子になっていて、ダイヤモンドの大きさやグレードの記載があり、写真も付いています。
ここにご紹介したのは、鑑定書ではなく、業者間でダイヤモンドを取引するときに付けられるソーティングと呼ばれるものです。
内容は鑑定書と同じで、袋の中にはダイヤモンドのルース(裸石)が入っています。
袋なのでソーティング袋とも呼ばれます。
当店のダイヤモンドも鑑定書やソーティングが付いている商品がありますので簡単に説明しますね。
一番下に『中央宝石研究所』とあります。
日本で最大手て最も信頼性がある鑑定機関です。
◆Carat(カラット)石の重量
1カラットは0.2グラムです。
◆Color カラー 石の帯びる黄色の濃度を表します。
アルファベットの『D』から始まり、Dを無色としてE、F、G、H・・・・・の順に黄色の濃度が濃くなります。
この基準とは別にファンシーカラーと区分される基準があります。
ファンシーカラーダイヤモンドは、明瞭で魅力的な自然の色合いのダイヤモンドのカラーに付けられます。
Zカラーより深いイエローおよびブラウン、グレー、およびオレンジ、ブルー、グリーン、ブラック、バイオレット、
ピンクなどの色をしています。
◆Clarity(クラリティ)石の透明度を示します。
FL:フローレス
10倍でブレミッシュやインクルージョンはない。
IF:インタナリーフローレス
10倍でインクルージョンがなく、重要でないブレミッシュのみ。
VVS1およびVVS2:ベリーベリースライトリー
10倍で見えにくい微小なインクルージョン
VS1およびVS2:ベリースライトリー
10倍で見えにくいものから見えやすい範囲の軽度なインクルージョン
SI1およびSI2:スライトリー
10倍で見えやすいまたは非常に見えやすい明瞭なインクルージョン
比較的大きな石では、肉眼でもインクルージョンを判別できる場合もある。
I1、I2およびI3:インパーフェクト
フェースアップで肉眼で見えることがある顕著なインクルージョン
I3では、石の耐久性を脅かすこともある。
◆Cut(カット)輝きの良否を決定するプロポーションの測定結果です。
Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorの順で悪くなります。
◆Size(サイズ)ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドは直径の最大値と最小値、
テーブルからキューレットまでの深さを示します。
◆Fluo(フロー)紫外線を照射したときの蛍光性の強さを表します。
None(無し) Faint(弱い) Medium(中) Strong(鮮やか) Very Strong(かなり鮮やか)
小さな袋なんですけど、ダイヤモンドの質についての情報が記載されています。
当店は宝石鑑定士がジュエリーデザイナーをしています。
詳しくご説明致しますので、お気軽にたずねてください。(O)