アンティークな雰囲気のジュエリーに欠かせない、ローズカットのダイヤモンド。
ローズカットのダイヤモンドは研磨の歴史の中でも、多面的な輝きと芸術性がより求められ始めた16世紀に生まれました。
当時はまだ電灯が発明される以前で、太陽の光や蝋燭の火の下、控えめながらも上品で優雅な煌きはとても人気がありました。
例えるならそれは鏡にも似た水面のような煌きです。
名前の由来は、上面からダイヤモンドを見た時に薔薇のつぼみを思わせることからだと言われています。
ローズカットの初期は、原石の形に合わせて研磨されていましたが、より美しい輝きを求めて次第に複雑なカットに変化していきます。
12,16,24,36と研磨面を増し、これが後のブリリアンカットに繋がっていくのです。
TRANSHIP JEWELRYでご紹介しているdome shape diamond necklaceに使われているダイヤモンドは、通常のローズカットダイヤモンドよりも面の部分を多く作ることにより、滑らかなドーム型にシェイプされています。
ローズカットの本来持つ優しい輝きが、控えめな個性として日常に華を添えてくれることでしょう。 (U)