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バニラ・スカイ

『バニラ・スカイ』という映画を見ました。
トム・クルーズ主演、ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアス豪華キャストの1997年のスペイン映画『オープン・ユア・アイズ』のリメイク作品です。
内容は衝撃的で複雑な気持ちになりました。
サスペンスですが、愛や幸せについて考えさせられる映画でした。
冒頭に出てくる、モネの絵を通称バニラ・スカイと言っていますが、夢の様な甘い空のことを指していて、映画のキーとなっています。
甘い中にいると、その甘さを感じる事が出来ない。
すっぱさ、苦さを知って、初めて甘さを感じる事ができる。
なにもかも不自由なくうまくいっていた主人公が挫折し、
本当の意味での幸せを探していくのです。
バニラ・スカイをみて、大学時代卒業旅行で行ったヨーロッパ周遊旅行を思い出しました。
今考えると無謀でしたが、2週間で7カ国、バックパッカーで行きと帰りの飛行機チケットのみ取って出かけた旅でした。
普段では考えられないくらい辛い出来事や幸せなことの繰り返しで、
心が疲れ果ててきた一週間たったころ。
夜行列車から降りた時に現れた、ヴェネチアで見た朝焼けが救ってくれました。
一瞬の出来事でしたが、今まで見たことがないくらいピンクのあまーい朝焼けでした。
写真もピンクですが、実際はもっと鮮やかでした。
いつかまたこんな景色を見れるなら頑張れると思ったのを覚えています。
この映画の教訓の用に、辛い時だったからこそ余計色濃く刻まれているのかもしれないですね。
その時々の感性を大事にしたいものです。(M)

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