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想いを重ね今の自分に似合うジュエリーリフォーム

1月の誕生石として知られるガーネット。深い赤色を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実はさまざまな色や種類がある宝石です。緑や青系の宝石がお好きなお客様から、「1月生まれなのですが、誕生石の赤は自分には似合わない気がして」と伺うこともあります。そんなときにグリーンガーネットをご紹介すると、その鮮やかな緑に驚き、喜んでくださることも。初めての誕生石のジュエリーとして、お迎えいただいたこともありました。

色の選び方や仕立て方によって、宝石の印象は変わります。大切にしまっていた一石にも、今の自分に似合う表情が見つかるかもしれません。

今回ご紹介するのは、初めてのご相談から6年の時を経て、リフォームをお任せいただいたガーネットのリングです。ご家族から受け継がれたジュエリーは、華やかなデザインゆえに、なかなか身につける機会がなかったそう。「できるだけシンプルにして、お守りのように身につけたい」その思いをもとに、今の暮らしに寄り添うリングへと仕立て直しました。

まずは、気にされていた宝石の高さをできる限り抑え、地金には肌の色になじむK18ピンクゴールドをお選びいただきました。通常の向きではガーネットの赤色が少し強く感じられたため、ご提案したのは、宝石の先端にあたるキューレットを上に向ける「リバースセッティング」です。表裏を逆に留めることで光の映り方が変わり、このガーネットはやわらかなザクロ色の表情を見せてくれました。横から眺めると、ファセットと呼ばれるカット面が繊細に光を反射し、深みのある色合いも楽しめます。

宝石と地金の輝きのバランスを考え、石座は装飾を抑えた覆輪留めに。裏側には大きめの開口部を設けました。アームには、幅2mmの「materio ring」を用い、石座を両側から挟み込むように組み合わせています。丸みのあるフォルムに、横向きに配した宝石がモダンな印象を添え、すっと肌になじみながら、手元に上品な煌めきをもたらすリングに仕上がりました。今回のリフォームは、ご夫妻の記念日を祝う、旦那様からの贈り物でもありました。

お二人でご来店くださったご夫妻。その穏やかなやり取りから、これまで共に歩んでこられた時間と、お互いを思いやる気持ちが伝わってきました。ご家族から受け継いだ宝石に、お二人の新たな思い出が重なる。完成したリングは、長い年月の中で育まれた絆を映しているようでした。

初めてのご相談から、6年。リフォームは、必ずしもすぐに答えを出さなくてもよいのだと思います。どんなふうに身につけたいか、今の自分には何が心地よいか。ゆっくりと考えながら、ご自身のタイミングで形にしていくことも、大切な選び方のひとつです。ご家族との思い出を残しながら、これからの日々を共にするジュエリーへ。

しまったままになっている宝石や、好きだけれど出番の少ないジュエリーがありましたら、まずはそのお話をお聞かせください。デザインが決まっていなくても大丈夫です。大切にされてきた想いを伺いながら、今のご自身が心地よくまとえるかたちを、一緒に探してまいります。ジュエリーリフォームのご相談は、お電話、お問い合わせフォーム、公式LINE、Instagramよりご予約を承っております。(N)

Before
Before
Afterリバースセッテイングにしたガーネット覆輪留め
After 巾2mmのmaterio ring全体をミラー仕上げに
After 最大限に高さを抑え石座の両端へリングをセット
After 宝石の裏側を大きく開けたシンプル仕立て


TRANSHIP JEWELRY
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