先日、小田急線のロマンスカーに乗って箱根の温泉へ行ってきました。
学生の頃、小田急線を使って通学していたので単純に懐かしかったのと、
東北沢までもが地下ホームになって、随分景色も変わったなぁとしみじみ思って、
時の流れを痛いほど感じました(笑)
それにしても、ロマンスカーって楽しいですね。
これまで乗る機会こそなかったものの、その姿を毎日のように見ていたのでさして特別感もなく、いつも車で行っていた箱根に気分を変えて電車で行ってみようぐらいの軽い気持ちで乗ってみたら、それが想像以上に楽しかったんです。
今回私が乗ったのはVSE5000という車両で、シルキーホワイトのきれいな車体に座席が窓側に微妙にカーブしているのが特徴的なタイプ。座席の角度を窓の方に5度向けて自然と外に目が行くようになっているそうです。シートは明るく清潔感のあるオレンジカラーで、座り心地が良く足元もゆったりとしていて余裕があります。高いドーム型の天井で窓ガラスも大きく、つなぎ目が目立たないデザインなので車窓を存分に楽しめるのもポイントです。
それから、特筆すべきは車内販売です。
新幹線や他の特急電車のワゴン販売とは大きく違っていて、まずシートポケットにメニューが入っています。そのメニューが楽しくて種類も豊富で、予約専用のお弁当や限定コーヒーなどもあります。そして注文をすると飲み物は使い捨て容器ではなく、グラスやコップに入れてシートまで届けてくれます!スバラシイ。さすが『走る喫茶室』と呼ばれていただけのことはありますね。感動しました。
車窓も車内も堪能して、程よい移動時間で箱根湯本駅に到着。
今年は紅葉がかなり遅かったので12月中旬でもまだまだ充分に楽しめました。
泉質のいい温泉に入り、ポーラ美術館で好きな絵画をゆっくり観て、のんびりとした休日を過ごせました。もちろん箱根のおいしいもの、お蕎麦や練り物もしっかりいただきました。
次回はロマンスカーの一番前の展望席に乗りたいなぁ。(U)