今回のリフォームは、お祖父様から受け継がれたカフスやタイピンなど宝石が使われた様々な記念品を数点お持込でのご相談でした。
使える宝石が幾つかありましたので、地金から取り外した後に実際に宝石を手に取りデザインの打ち合わせを行いました。
ルースの状態になった宝石は、色や大きさがしっかりご覧いただけるのでデザインを組み合わせたカスタム・セミオーダーもイメージしやすくなります。
サファイア、アメシスト、トルマリンは寒色系でトラディッショナルな雰囲気です。
3石の中で1番色が深いサファイアのみ、マテリアルはK18イエローゴールドで取り巻いています。
パールはほんのりピンクがかったアコヤ真珠をセレクトすることで補色効果を活かし、宝石と真珠の質感と色味を引き立たせ合うデザインの片耳ピアスへリフォームいたしました。
秋冬のボリュームある装いにもアクセントを持たせてくれる、素敵なピアスに仕上がりました。
使用したアメシストは、カフスボタンとタイピンの3点セットになっていたものです。
残りの2石でネックレスもお作りしているので、次回はそちらをご紹介しますね。 ( N )