3月も最後の日曜日、お花見日和の週末ですね。
表参道は沢山の人々で賑わっています。
海外からのお客様も多く来店されています。
以前ご紹介した3月の誕生石はアクアマリンの他に、ブラッドストーン、そして日本ではコーラル(珊瑚)も含まれています。
縁起のいい赤色の珊瑚が外国人の方にも人気です。
コーラルは、真珠や琥珀とともに、鉱物ではない有機質起源の宝石で、動物である「珊瑚」がつくりあげる特別な宝石です。
現在、日本では宝石類の産出はわずかですが、珊瑚と真珠だけは、日本がその主な産地であるということが世界的に認められています。
コーラルの古典産地は地中海地方で、近代の太平洋のコーラルと違い、浅い所で育っていた為、嵐が来る度打ち上げられていたそう。
古代の人々は「海底の国に茂っていた木が陸に打ち上げられて硬い石に変わったもの」と考えていたようです。
貴重な宝石として地中海のコーラルは東方につたえられました。
水の恵みのシンボルであるため、特に紅珊瑚は安産の御守として身につけられていました。
子供の御守としてもつかわれ、室町時代ごろの日本では、かんざしや帯止めにコーラルを加工して娘へと受け継いでいたり。
英国王室では王女誕生から1年間はコーラルがベッドに置かれているそうです。
子供たちの成長をコーラルが守ってくれるとされています。
石言葉は、聡明・長寿・幸福。
女性や子供の味方、愛があって優しい宝石なのです。
あまり知られていない3月の誕生石コーラルのご紹介でした。
店頭には色鮮やかな紅珊瑚のネックレスがございます。
ぜひご覧にいらしてくださいね。(M)