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『梶コレクション展』

現在、国立西洋美術館で開催中の「梶コレクション展―色彩の宝石 エマーユの美」に行ってきました。

ジュエリーアーティストの梶光夫さんが収集したエマーユを中心に、約150点のコレクションを紹介する展覧会です。

エマーユとは、日本でいう七宝をフランス語でカタカナ表記したもので、七宝焼きの技法を用いた美しいジュエリーや工芸品のことです。

「七宝」と聞くと、大きな壺や皿などを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、今回の展示品はコインサイズのものが多く、特に女性の横顔をモチーフにした作品が多くて新鮮でした。

日本の七宝のイメージは、モチーフに色彩を加える技法の一つという印象が強いのですが、今回の展示では、まるで絵画を描くように、細かなグラデーションで表現されている作品が多く、日本の七宝とは全く異なる美しさを感じました。

どれも精緻で、まるで色彩の宝石を眺めているような気分になりました。

その中でも、僕が最も惹かれたのは、展示の入り口から左奥に置かれていた「トンボのブローチ」です。

羽の部分にはエマーユが施され、周りには宝石が散りばめられたデザインがとてもカッコよく、思わず見入ってしまいました。

羽の部分の七宝は鮮やかな色ではなく、むしろ落ち着いた色合いですが、宝石や貴金属では表現できない絶妙なグラデーションが美しく、とても魅力的でした。

この「トンボのブローチ」や、その他の美しいエマーユ作品が楽しめる「梶コレクション展」は、6月15日まで開催されています。興味のある方はぜひ足を運んでみてください☺︎

僕が行った土曜日のお昼過ぎはチケット売り場がかなり混雑していたので、オンラインチケットを事前に購入することをおすすめします! (A)
出典:画像は 国立西洋美術館 『梶コレクション展』 のサイトより

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